介護の資格、取りやすさで次が変わるステップアップ

資格・スキル


「介護現場の職につくために資格を取りたい!」「無資格で介護職についたけれど、自身のステップアップのために資格を取りたい!」そんなことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、介護業界には様々な施設やサービスが存在し、その分お仕事内容やそのお仕事に必要な資格なども多岐にわたります。業界外の人にとってはどのような資格が存在するのか、その資格を取得するにはどうすればいいのか、想像もつかないという事の方が多いですよね。

今回は、介護資格にはどのようなものがあるのかをご紹介し、チャレンジする資格を選ぶきっかけになればと思います。それでは、早速見ていきましょう。

介護の資格の種類

一口に介護の仕事といっても、様々な施設形態や職種があります。それぞれの施設やサービスには必要とされるスキルも違い、もちろんそれに伴う介護資格も異なってきます。

いざ介護の仕事をしようと考えたとき、自分の進みたい道にはどのような介護資格が必要なのか事前に知っておいた方が良いですよね。

ひとまず、介護の重要資格といわれているものをご紹介します。
(初心者にオススメ キャリアアップにオススメ

介護職員初任者研修

旧ホームヘルパー2級のことです。未経験者OKの取りかかりやすい資格です。

資格取得までのカリキュラムは全部で130時間(全スクール共通)。受講形態にもよりますが、短期集中型の最短1か月で取得できるスクールや、土日だけの受講で4か月程度かけて取得できるスクールがあります。

独学では資格取得できませんが、ほぼ通信教育で履修し数回のスクーリングで取得できる場合もあります。

介護職員実務者研修

こちらは、介護福祉士を目指すための重要資格です。介護福祉士の受験資格は、この『実務者研修を修了していること』が条件になっているからです。

こちらも独学や自宅学習だけでは取得できず、スクーリングが必須になっています。しかし、働きながら資格取得できるようにサポートしているものも多くありますのでぜひ、自分にあったものを探してみてください!

介護福祉士(国家資格)

2017年1月より『従業期間3年以上、実働日数540日以上 + 介護職員実務者研修の修了』が受験資格に新たに義務付けられました。介護福祉士を取得するためのルートや最短期間が変わってきますので、注意が必要です。

介護福祉士の上位資格として『認定介護福祉士』も一般社団法人 認定介護福祉士認証・認定機構により創設されています。介護業界でキャリアアップを望む方は必見の資格です。

ケアマネジャー(介護支援専門員)


資格取得には都道府県が実施している「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格が必要で、さらに「介護支援専門員実務研修」の受講とレポートの提出が必要です。

介護支援専門員実務研修受講試験は受験資格も厳しく定められています。受験資格は今年改訂されました。改定後の受験資格は以下の通りです。

  1. 国家資格を所有し、従業期間が5年以上、実働日数が900日以上
  2. 相談援助業務(a.生活相談員 b.支援相談員 c.相談支援専門員 d.主任相談支援員)に5年以上従事し、実働日数が900日以上

初心者でも短期間で取れる介護資格

ここまでは、介護業界における重要資格と言われている資格ついてご紹介してきました。さすが重要資格といわれているだけあって、初心者や未経験者が取得にむけてチャレンジできる資格は少ないですね。

ここからは、短期間である一定分野のプロフェッショナルになれる資格をご紹介します。

福祉用具専門相談員

福祉用具をレンタルしたり、販売したりするときに、選び方や使い方についてアドバイスをする専門職です。

50時間の講座の受講と修了後の試験に合格すると取得できます。未経験でもチャレンジできる資格です。

シニアライフアドバイザー

定年退職後や子育て終了後の人生を豊かに送るために、中高年齢者の生活全般に関しての相談を受けたり、アドバイスをしたりする専門職です。

通学か通信かを選択でき、通学の場合は8日間の講座で資格取得が可能です。開講場所と開講月は年度によって異なりますので注意しましょう。

通信講座は自宅学習、スクーリング、体験学習から構成されています。しっかりと受講していれば合格できるといわれている比較的難易度が易しい資格になります。こちらも未経験でも受験可能です。

福祉住環境コーディネーター検定試験(3級)


高齢者や障害者にとって住みやすい住環境を提案したり、アドバイスしたりするのが仕事の専門職です。

受験資格は特になく自宅学習で試験にチャレンジできます。

3級は比較的易しく、2級、1級となるにつれ難易度が上がります。3級を飛び級して2級を受験することも可能ですが1級を受験するには2級の合格が必須になっています。

こんな資格も参考に
ガイドヘルパーの資格は3種類。介護職のスキルアップにも!

まとめ

今回は、介護の資格取得への道!として、初心者が受験できるもの、実務経験者の方がキャリアアップのために受験するものなどをご紹介してきました。いかがでしたか?

実際に介護の仕事はどのようなもので、その仕事をするにはどういった資格が必要なのか?また、どういった資格を取得すればより良い待遇を獲得できるのか?などの情報は、自分で調べてみないとわからないことも多いです。

今回の記事の後半には、未経験でも短期間で取得できる資格を3つご紹介しましたが、他にもまだまだたくさんの資格があるので、ぜひ調べてみて興味・関心のあるものを受験してみてください。

未経験でも資格を1つ取得し何かの分野の専門家になると、おのずと自信もついてくるかもしれませんね。

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