サービス介助士の資格は3種類も!特徴と取得方法を解説

資格・スキル


皆さんは「サービス介助士」という資格をご存知でしょうか。

介護や介助の資格には様々な資格がありますが、このサービス介助士の資格は超高齢社会を支えるための資格として注目されています。

高齢者や体の不自由な方が安心して社会に出られるよう、あらゆる職種においてサービス介助士の需要が高まっています。今回はそんなサービス介助士について、詳しくみていきましょう。

サービス介助士って、そもそもどんな資格?

例えば、電車を利用したくてもその人は目が見えない、車いすを使用していて階段が越えられないなどのケースがあります。

そのような時に駅員さんや店員さんが、目的地まで付き添ってくれるなど、その時の状況に応じてスムーズな対応をしてくれれば、高齢者や体の不自由な方はもっと安心して施設を利用することができますよね。

サービス業としても、よりよいサービスを提供できることになり、企業のイメージも上昇します。こういった「サービス介助」は、あらゆる施設で取り入れられています。

このように、「高齢者や体の不自由な方が安全に施設を利用できるようにサポートできます」と示せるのが、サービス介助士の資格なのです。

サービス介助士には、ただ身体的な補助をするのではなく、おもてなしの心やサービス精神からくる「こころのバリアフリー」を行う役割があります。

サービス介助の仕事自体に資格は必須ではない

サービス介助の仕事自体には、「サービス介助士」系統の資格が必須ということはありません。

実際、サービス介助士の資格をお持ちでないサービス業の方でも、体が不自由なお客様に対し親身になってサポートを行う方は多くいるはずです。

しかし「どうすれば車椅子を安全に操作できるのか?」「目の見えない人はどう手引きされると不安になりにくいか?」など、一般的に介助に関する専門的な知識があるわけではありません。

後述するサービス介助士系統の資格では、そうした介助に関する知識を得ることができるので、よりサービス利用者に寄り添ったサポートを行えることが、資格所有者の強みです。

サービス介助士の資格のメリットとは?


上記でも触れましたが、「サービス介助士」系統の資格のメリットについて、さらに詳しく解説していきます。

サービス介助士に関わる資格の取得者が社会で活躍するメリットとして、一般社会でのサービス介助が浸透することにより、高齢者や体の不自由な方に安心感を与えることができることが挙げられます。

他の介護・介助系の資格のほとんどが、基本的には高齢者福祉や障がい者福祉に直結しているため、他職種でその資格を生かす機会がほとんどありません。

対して、サービス介助士の資格は他職種と連携させることができる(駅員がサービス介助士、店員がサービス介助士など)ため、高齢者や体の不自由な方の行動範囲が広がることが期待できます

高齢者や体の不自由な方にとって、あらゆる外出先でサービス介助士を取得している人がいるのといないのとでは、安心感が全く違ってきます。

また、福祉施設などでは元々バリアフリー設計で造られていることがほとんどですが、社会全体ではまだまだ整備が進んでいないところも多く、発展途上段階です。

そのため、高齢者や体の不自由な方が外出先で「困ったな…」と思う機会は、まだ多いでしょう。

そんな現状において、サービス介助士の資格を取得している人がいると、適切なサポートを行えるので安心できます。

実際にサポートを行う高齢者・体の不自由な方から頼りにされることは嬉しいことですし、企業側からも重宝されるので、そういった意味では、サービス介助士の資格はおいしい資格だと言えるのかもしれません。

もちろん、資格を持たない人でも親切心で困っている高齢者・体の不自由な方の介助を行うことは大変素晴らしいことですが、不慣れな車椅子の操作をして、万が一事故になってしまった時が大変です。

利用者、その周りの人、そして自分自身の安全のためにも、”日常的にサービス介助を行う”可能性があるなら、やはり資格を取得しておくことが推奨されます。

以下で、サービス介助に関わる資格について説明します。

サービス介助士の資格は3種類もある!それぞれの特徴と取得方法を解説、後半は

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